独日文化交流は、両国が地理的に遠く離れているにも係わらず、活発で多様なものである。両国間には様々な友好協会、姉妹都市、音楽団体その他の団体があり、長きにわたり独日相互関係の維持・発展に欠かせぬ貢献をしている。
両国の学術交流は、幅広い奨学金制度とDAAD並びにフンボルト財団(共に東京に事務所あり)という仲介機関の精力的な活動により促進されている。在独の日本人留学生の数は、1990年代初頭以来50%以上の増加で約2,200人に達しており、同時期における在日のドイツ人留学生の数は約20%の増加で255人に達している。更に数多くの独日の大学間で協力関係が結ばれており、これが密接な学術交流の基盤を築いている。こうした協力関係を結んでいる大学の数は1993年の77から2001年には221と三倍に増えている。
芸術分野の交流は、仲介機関の多彩な活動と両国相互の関心並びに大規模な文化行事をも商業ベースで開催可能な両国の能力により、他のアジア諸国との交流よりも格段に活発である。日本には東京、大阪、京都の三箇所にドイツ文化センター(ゲーテ・インスティトゥート)がある。ドイツにおける重要な日本文化の仲介機関はケルン日本文化会館である。
科学・文化面における独日協力関係に不変的重要性を持つのがフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞である。これは、約20年来、両国の相互理解の促進に対する格別の功績に対して毎年授与される賞である。賞金額は5万ユーロである。受賞者は、ドイツ連邦共和国において希望の研究計画を当地の専門分野の同僚と協力して遂行することができる。
相互理解促進に貢献するものとしては、更に、1998年創設されたレッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞(ドイツ語から日本語への翻訳、賞金5千ユーロ)並びに同賞と平行して授与されるゲーテ・インスティトゥートの小翻訳賞(マックス・ダウテンダイ・フェーダー・東京ドイツ文化センター賞、賞金25万円)がある。日本語からドイツ語への翻訳に対しては、国際交流基金が日本文化会館を通じて、レッシング賞に相当する賞を授与している。
1997年6月20日、デンバーサミットを機に行われた独日首脳会談にて、両首脳は「独日青少年・人物交流強化共同宣言」を採択した。これには、同分野での関係強化対策一覧が添付されており、学術交流促進から大学姉妹校関係、学生交流、社会人交流(ドイツ企業の資金援助による)、青少年指導員交流、若者の旅行の拡充そして若手ジャーナリストの交流の拡充にいたるまで独日人物交流全分野の対策を網羅している。また、電子メールでの姉妹校関係、企業実習、休暇時の就労などの仲介にインターネットの活用も増えている。
独日両首脳は、1999年、11月、シュレーダー首相訪日の際、当時の小渕首相のイニシアティブにより、相互に「ワーキングホリデー」プログラムを設立することを決めた。同プログラムでは、両国の若者が、一年を限度に相手国に滞在し、労働許可を免除されて就労し収入を得ることができるものである。2000年12月1日の同プログラム発効以来、益々大きな反響を呼んでいる。
1999年9月から2000年夏まで、日本政府は「ドイツにおける日本年」の名のもとに、一連の大規模な文化行事を開催した。ドイツ政府はこれに相当する「日本におけるドイツ年」を2005年から2006年にかけて開催する予定である。
独日文化交流促進団体一覧とリンク:
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