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第11回ドイツ旅行展における
ヘンリクシュミーゲロー大使挨拶

2003年5月26日

--原稿--


ブルーメンシュテンゲル様
新町様
ご列席の皆様、

第11回のドイツ旅行展へようこそいらっしゃいました!
今回の旅行展のテーマは「音楽の国―ドイツ」ですが、私の歌などはどうか期待なさらぬようお願いいたします。ご列席の皆様の中には、私より歌の才能に恵まれた方々が間違いなくいらっしゃるはずです。
他の国々がSARSやテロリズムのような問題にさらされ続けていますが、ドイツ観光局は、これらの問題に怯まず日本の観光市場に関心を抱きつづけ、毎年恒例となったドイツ旅行展の伝統を忠実に守り、今年も開催いたしました。これはことのほか歓迎すべきことです。
日本人は旅行を大変好み、購買力も備えています。このことに加え、ドイツの周辺国を訪れる日本人観光客の数との比較を視野に入れますと、ドイツにおける日本人観光客数はまだまだ増えてもよいはずです。ドイツを訪れる日本人観光客の数を増やすには、特に若い世代に注目すべきです。と申しますのも、残念ながらドイツに対する関心が急速に低下したのがこの世代であるからです。
ドイツ観光の「定番」と申しますと、ノイシュヴァンシュタインやオクトーバーフェストなどがあります。しかし、日本人観光客がよく訪れる都市以外にも、ドイツには知られていない、開拓していくべき魅力がたくさんあります。
例えば、ドイツは多彩で、活気ある音楽シーンに恵まれています。それゆえ、今回のキャンペーンに選ばれた「音楽」というテーマは、とても相応しいものだと思います。それだけに、今回キャンペーンのロゴに選ばれたオクトーバーフェストの恰幅のいいマスコット、口ひげビール腹おじさんを、例えば日本全国で知られているベートーベンの肖像、または若い世代の間ではひょっとしてもっと知られているかもしれないグレーネマイヤーのシルエットに置き換えてみてはいかがと思う次第です。
2005年の半ばから2006年半ばにかけての一年間は、「日本におけるドイツ年」とされています。この「ドイツ年」においては、文化、経済、学術関係、その他の分野における様々な催し物が開かれます。これらを通じて、現代ドイツの姿を紹介し、日本におけるドイツのイメージをよりアクチュアルなものにしていくことが目指されています。
私たちは、日本の新聞やインターネットでの集中的な広報活動を通して、都市部だけではなく、日本全国にこのイベントを紹介していきたいと考えています。 これは観光分野でご活躍の皆様には、絶好のチャンスです。今回の旅行展参加を利用し、ドイツ年に向け日本におけるドイツ像をご自分でご確認ください。ブルーメンシュテンゲル氏がきっと皆様の助けとなり、様々な示唆を与えてくれることと思います。
「旅すれば、話題づくりにことかかぬ」ドイツ語には、こういう言い方があります。しかし、より多くの人々にドイツを訪れてほしいのであれば、私達は彼らが旅に出かける前に、ドイツの話題をもっと伝えていかなければならないのです。
頑張ってください。
これを持ちまして、ドイツ旅行展の開催を宣言します。
 
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